吐露

地獄だから見るのは自己責任です

憧れと焦げつき

 学校に行く。たったそれだけのことなのに満足にできなくなってからもう半年が経っていた。
 休みがちになってから始めたブログ。当時の思いのまま書き殴られた文。妙にリアルでしめっている。ポジティブなことは一切書かれていない。
 私は最近学校に行っている皆が羨ましくなった。同時に酷い劣等感に襲われた。逃げたくて逃げたくて市販薬をじゃらじゃら飲み込んで吐いたりもしたし、自らの腕を切ったりしてぜんぶを忘れた。
 無駄だった。もう逃げるに足る場所はなくて崖から落ちそうだ。ならばいっそ自分から迎えに行こうと思う。そうして心を粉々にしてリセット。修復の訓練をする。
 だから明日学校に行く。キラキラした高校生活の中にいるクラスメイトに会いにいく。それからのことは何も考えていないけれど。
 もとより人が嫌いなわけではなく、人と喋るのも好きだった。最も今は周りの会話の恐怖で精神安定剤が手放せないのだが、きっと他人じゃなければ大丈夫だろう(と願っている)。
 逃げ続けて留年した醜い私は皆の目にどう映るだろうか。留年だって。くすくす。かわいそう。なんて哀れみの目を向けられたりして。いや、そんなことを思うのは皆に失礼だ。私を虐めるのは私だけで良い。
 もう居場所はきっとないけど、居場所がないって喚くのってなんだかすごく自分勝手だ。自ら捨てた場所、縋って何になるのか。居場所なんていらない。留年した時点であってないようなものだ。何も心配ないだろう。
 きっと今は躁なんだろうけど、もし鬱になってもいいように薬と剃刀を買ってきてしまった。自傷は一番に身近な鬱から逃げる手段だから。傷が多すぎて縫合できなかった汚い腕は長袖で隠してしまえばいい。そうして一生懸命に消えない傷を見ないふりして健常者の真似事をするのだ。
 最初からクラスメイトと相互のアカウントに載せるつもりで書いたブログなのにいつものように暗くなってしまった。全記事こんな感じだ。仕方ない。頭痛が酷いので、短いけど終わりにして寝ようと思う。