洗濯機震度6
薬の副作用の説明も聞いたし吐き気止めも貰った。
確かに吐き気止めを朝飲んだばかりのはずだけれども、私の胃はドラム式洗濯機になってしまったらしい。
胃酸を喉奥に留めておくのには苦労する。せり上がるのとせき止めるのとで大変賑やかな体となっている。
新しく出された薬についてかなり調べてみたが、どうやらパロキセチンと言うやつは、副作用も強ければ断薬の際の離脱症状も酷い薬のようだった。
今から断薬が不安で仕方なくなってきた。薬を飲むのも恐ろしくなってきた。飲まないと正常にすらなれないのに(正常になれているかすら怪しいところである)。
どんどん薬漬けになっていくような気がするが、そうでもしないと人並みの生活が送れやしないんだから……。
最近食欲が無いのは薬のせいなのか、いや、スルピリドにもパロキセチンにも食欲増加の副作用があった。お腹は空くけど食事が怠い。
顎を動かすのも、飲み込むのも、体力を消耗して仕方ない。必要な栄養素だけ体内に直接流し込めないだろうか、未来に期待しよう。
今まで楽しいと思えたことをしているときふと、自分はこれをして楽しんでも良いような人間では無いのではないか、なにかもっと、これよりやらなきゃいけないことがあるはず、と考えて、結局何も出来なくなることが良くある。それで許された気分になりたいだけかもしれない。
留年のはなし。
10日以上休んだら留年確定だが、とっくに超えていたらしい。生憎今はこれからのことを考える余裕が無くて、一日一日惨たらしく生きることに全力を尽くしているところだ。
明後日のことを考えるのすら放棄している。余裕が無い、とにかく足掻くのに必死で、その後のことには目もくれずに過ごす。
留年です、と告げられてからやっと考えるんだろう、この先のこととか。
将来のことなんて全く考えていないし、どうせろくな道を辿らないんだから、考えたって無駄だ。どうせこの先も変わらずメンヘラで増える薬代と腕の傷に辟易するんだろう。
最悪な話だが、私はリスカ跡を隠していない。心配されるために切ってる訳では無いが、誰にどう思われる、とか考えるのをやめたからである。
リスカが苦手な方には公害でしかないが、傷の範囲が広すぎて絆創膏を貼るのが億劫だし勿体ないし、そこまで考える脳がない。
つくづく身勝手な人間で、だからこそクズを自称し予防線を張るんだろう。
反吐が出るなぁ。